行動を変えたその先に見えてくるもの(香川)

ギャンブル等依存症問題啓発週間の最終日の5月20日、全国ギャンブル依存症家族の会香川が開催されました。

始めにギャンブル依存症家族の会兵庫の前野浩子さんの体験談「行動して変わった景色」を聞きました。当会に参加して当会のメンバーと一緒に行動しているうちに当事者への対応を変えることができて、自分が変わりたいと思えるようになった心境の変化をお話しくださいました。

その後簡単な自己紹介と、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子著「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」原則1の章を読んで、初めての方中心に今のお困りごとについて対応の仕方を共有しました。
最後にデモミーティングを行い一人ずつ自分の今の気持ちを話しました。
自分の気持ちを声に出して話すことで少しずつ頭の中が整理されていく感覚が実感できます。

思い起こせば7年前息子のギャンブルによる多重債務が発覚した時、私は深い悲しみ、絶望の中でした。それまでに息子の為に幾度となく繰り返してきた肩代わりの結果がこれなのか?
自分の運命を恨んだこともありました。
息子に対しての愛情が足りなかったのかと何度も自分を責めましたが、私に足りなかったのは愛情ではなくギャンブル依存症の正しい知識でした。
当会に参加することで正しい知識を学び家族の対応を変えていくと当事者にも変化が起きてくることもあります。
今、家族だけでギャンブルの問題と戦っている方はぜひ勇気を出して家族の会のドアを
ノックしてみてください。

兵庫県在住  奥田