「家族と当事者」「家族の回復・新しい生き方」(埼玉)

5月21日 全国ギャンブル依存症家族の会 埼玉が市民会館おおみやにて開催され、近県は勿論、愛知から来て下さった方もいらっしゃいました。


今回はギャンブル等依存症問題啓発週間の催しとして、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者メンバーの体験談と、家族としての立場の当会メンバーの体験談の2本立て。

当事者メンバーからは、オンラインカジノの実態として、スマホがあれば、24時間何処でも誰でも出来る。ひと勝負30秒で決着し、100万円を失う事もある。広告に有名人を使っている為、犯罪の認識が薄い等の話でした。


当事者メンバーは自分をさらけ出し、正直に体験を話すことにより、人との出会いや手助けの機会が急増し、生きることが楽しみになり、それが回復し続ける事になるということ。そして、家族が当会に参加していれば、他の当事者と出会えることがスムーズで、当事者を見て希望を持ってくれるという事。これは当会に参加している私達にも、いざ、ギャンブラーの息子が助けを求めてきた時に焦らず対応し、当事者の仲間に橋渡しが出来るという希望になりました。

私がとても驚かされたのは当事者メンバーが当会に参加して、まだ間も無いと言う事です。当事者メンバー本人の回復の速さと、当事者の皆さんのパワーを感じました。

家族の体験談では、当会メンバーが家族としての回復、共依存について詳しく話してくださり、ギャンブラーの借金を肩代わりすると本人を助けることになり、結果としてより一層状況を悪化させてしまう事、感情の負のループや思考等、共感することばかりでした。
家族が正しい対応方法を身につける事で環境に変化が起こる。繋がり続けて学んでいくことがとても大切な事だと感じました。

今は全国を周り、勇気と希望を持って仲間の為に当会の活動支援を行っているといい、明るく凛としたその姿は、悩みや不安を抱えた家族の明るい光になったと思います。
私自身も仲間に何かを与えられる様、前を向く気持ちが強くなりました。ありがとうございました。

後半はグループで、今、困っている事、悩んでいる事を話しました。1人ではどうしたらいいのかわからない事に、沢山のデータがある当会では、正しい対応もわかります。
2年前、当会に参加した時の私も、目から鱗のようなアドバイスがあった事を思い出しました。

私も、こうして笑顔で、当会に参加し続けられています。今、この時もギャンブル依存症の問題に、巻き込まれて苦しんでいる家族が多くいると思います。解決策があります。
是非、当会に参加して頂き、正しい対応を学んで一緒に解決していきましょう!


次回の家族の会埼玉は、6月11日(日)10時から、市民会館 おおみやで開催です。
ぜひ、ご参加ください。

  埼玉県在住 松本