5月21日(日)刈谷市産業振興センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会・愛知を開催しました。
刈谷病院の、古川先生・渡辺先生も参加されました。
まず、家族の体験談ということで、家族の会愛知の代表、松本さんが『繋がり続けた私が伝えたい事』という演題でお話をされました。
ギャンブル発覚から、自助グループにつながった経緯と現在に至るまでをお話されました。家族会の意義と繋がり続ける大切さを示して頂きました。非常に分かりやすく、参加者全員が共感できるスピーチだったと思います。初めて参加された方でもインパクトのある内容でしたし、我々家族会のメンバーにとっても繋がり続けることの大切さが再認識出来、モチベーションが高まり、自分の行動を鼓舞し続けなくてはという思いにかられました。
次に当事者の体験談、当時者支援部の渡辺さんが『回復への取り組み』という演題でお話をされました。
ギャンブル依存症の自覚、仲間との出会い、繋がり続けることにより回復してきた経緯をお話されました。
当時者のお話を直に聞ける機会は少ないので、非常に貴重で参考になるスピーチだったと思います。
初めて参加された人は、内容とか回復への過程は、いきなりは理解できなかったと思いますが、かなり衝撃的な内容でびっくりされたのではないかと思います。
我々家族会のメンバーは、ついギャンブラーが渡辺さんのように回復してくれればと思ってしまいがちですが、どうすることもできないので、自分達の回復が最優先にと考えて行こうと思いました。
次に刈谷病院の古川先生から刈谷病院のギャンブル依存症に関するご説明が有りました。
刈谷病院が専門の医療機関に指定されたことは朗報であり、我々にとっても百人力なことだと思いました。また、古川先生は今回も含めて積極的に家族会に参加してくださるので、頭が下がる思いで一杯になりました。
古川先生と家族会の関係が更に密になって行くことによって愛知のギャンブル依存症に対する対応力が格段に上がっていくことが期待できると思いました。
後半は、5グループに分かれて分かち合いを行いました。 新しく参加された方を主に、現況、問題点、その対応方法などを家族会のメンバーがアドバイスをしました。
初めて参加されたある方は、この家族会を知った方法がネット検索だということでした。県をまたいででも参加を試みたご家族の必死な、真剣な思いと行動に、我々家族会メンバーも問題解決への糸口と、また次に繋がっていってほしい想いを伝えました。
また新しくつながってくる人達の為に、ネット発信がいかに重要かを改めて認識いたしました。
それ以外にもネット情報は色々な影響力を持っているので、発信はもとより日頃から指摘されているリツイートやコメント入力など、ギャンブル依存症関係のネット情報に対する積極的な参画が必要なことを再認識しました。
今回の家族会は、当事者/家族の両方への回復へ話が聞けて、初めて参加された方はギャンブル依存症に関する全体的な話が見え、家族会のメンバーはいかに自分達が回復していくかの道筋を改めて認識できた、非常に有意義な家族会であったと思いました。
名古屋市在住 三浦