家族の回復はメンバーと共に(長野)

遠くに山々の緑が望める自然豊かな長野県。6月18日(日)、全国ギャンブル依存症家族の会長野がホクト文化ホールで開催されました。私は関東のメンバーと共に千葉県から参加させて頂きました。

午前中は公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の代表田中紀子さんによる家族相談会がありました。

相談会に参加されたご家族も引き続き参加され、地元のメンバー、県外から参加したメンバーでとても賑やかな家族勉強会となりました。

初めて参加された方のそれぞれの状況をお聞きすると、先が見えない漠然とした不安や恐れでいっぱいだった、かつての自分を思い出し、共感することしきりでした。

冒頭は田中紀子さんの著書「ギャンブル依存症完全マニュアル」の「自助グループ、家族会に繋がろう」の部分の読み合わせを行いました。

家族はみんなギャンブラーをなんとかしようと必死になりますが、まずは家族が自助グループや全国ギャンブル依存症家族の会に通い、依存症と言う不可解な病気の知識を得る事が大切。そしてたくさんのメンバーと繋がる事で勇気をもらい行動を変えていく事が出来る。これは私の経験からも実感するところです。

警察から病院へ、また、病院から回復施設への連携がスムーズになされた事例の報告もあり、同じような連携が他県でも出来ると助かる家族が増えると思いました。

今後も県を超えた多くのメンバーとも情報共有しながら家族の会の活動をやっていきたいと思いました。

千葉県在住 神山