6月25日(日)に全国ギャンブル依存症当事者の会 広島が広島県広島市の中区民文化センターで開催されました。今回は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部から8名が参加し、初めての方の参加が1名ありました。
流れとしては、自己紹介の後、ギャンブル依存症という病気について説明をし、休憩を挟んだ後、当事者支援部のメンバー及び初参加の方で、自身のギャンブルの問題で苦しんだことや現状などを話し合いました。
まず、自己紹介の後、冊子を読み合わせしながらギャンブル依存症について、意志が弱いなどの問題では無く、脳の病気であること、また否認の病と言われ、自覚しづらいことなどを説明しました。その中で「自分がギャンブル依存症かどうか判断が難しい」という話が出たため、支援部のメンバーが「自分がギャンブル依存症と自覚した頃」について話をし、借金を始めた頃、周りに嘘しかつかなくなった頃、いつしかコントロールが効かなくなっていた頃など、全て自分のことを話しているかのような感覚を覚えました。
休憩の後、「囚われ(とらわれ)」というテーマのもと、再度全員で経験の話を共有しました。
回復していく中でもお金や家族、仕事などの囚われがつきまとうものの、過去のギャンブルに狂っていた頃とは違う人生を歩んでいる当事者支援部メンバーの力強い体験談があり、時間一杯まで話をしました。
最後に7月9日(日)に広島で行われるギャンブル依存症セミナーの告知を行い、当会は終了しました。
8月の全国ギャンブル依存症当事者の会 広島は13日(日)に開催します。また新たなギャンブルの問題で苦しむ当事者の方がこの会に参加し、ギャンブルをやめて過去とは違う人生を送ることができるように支援をしていきたいと強く思っています。
千葉県在住 石井