仲間の力を借りて家族が行動を変える(千葉)

6月24日(土)千葉県ギャンブル依存症拠点病院である船橋北病院内で開催されている「ギャンブル障害ファミリークラス」に参加しました。
全国ギャンブル依存症家族の会千葉は、定期的に船橋北病院へ、私たち家族・友人の回復について経験のメッセージを伝えに行っています。

今回は、パートナー・親の立場で家族の体験談をお話しました。
私自身も2年前は家族のファミリークラスに参加する側だったのですが、偶然にも私が初めて参加した時と同じ部屋での発表で、当時の記憶が蘇り懐かしい気持ちになりました。

当時、私はパートナーの止まらないギャンブルや借金の問題が自分の力ではどうにもならないと、すがる気持ちで船橋北病院へ行きました。涙が止まらずひどく混乱もしていました。病院のプログラムを受ける中で知った、全国ギャンブル依存症家族の会・自助グループに参加するようになり、今ではこうしてメッセージを伝えに来るまで元気になりました。
当時の私を知る職員の方と、以前とは違って明るい気持ちでお話することもできて嬉しい気持ちになりました。

次に親の立場の体験談では、当事者が共同生活をしながらギャンブルを辞め続け、自分自身の生き方を見直す施設に入寮した話は、参加された方がとても興味深く聞いてくださいました。
終了時間を過ぎた後も質問しに来てくださったので、たくさんお話することができました。積極的な姿にとても嬉しく思いました。

今私の目の前には当事者はいませんが、自分の体験を伝えることで、今悩んでいる方々の励みになると信じて経験のメッセージを伝えています。
船橋北病院から、当会に来てくださる方が増えると嬉しいです。今悩んでいる方々が希望を持てるように、これからもこの活動を続けていきたいです。
 


茨城県在住 中島