繋がりを大切にしたい(広島)

8月13日(日)、東区民文化センターにて、「全国ギャンブル依存症家族の会 広島」が開催されました。広島県内ばかりでなく、関東関西はじめ様々な地域からも参加がありました。

最初に「ギャンブル依存症当事者と家族、それぞれの回復」というテーマでNPO法人全国ギャンブル依存症家族の会、神山さんの体験談を聞きました。知らず知らずのうちに息子さんたちのギャンブル依存症問題に巻き込まれていき家族が自助グループや当会に繋がった。そこで家族が依存症という病気を学び、自身の対応を変えていった。それを続けていくことで息子さんたちが同じ依存症の仲間たちと繋がり回復の道を歩み始めた。これらの話は私が経験した過去と重なりました。

私はこの問題が発覚した時、息子が狂ってしまったと思いました。親である私がなんとかしなければと躍起になりました。病気であることや正しい対処法も学ばず、自分の思うやり方で時には叱ったり、怒りをぶつけたり、時には不安から言いなりになったりして長い時間を過ごしました。依存症は常識では理解できない病気でした。自分のやり方でどうにもならなくなった時初めて助けを求めることができ、今の自分があります。

体験談のあとは2つのグループに分かれて今お困りの方々のお話を伺いました。同じ経験をもつメンバーからの具体的なアドバイスがあり、他のメンバーからも自分の経験のお話がありました。

その後、同時開催の当事者の会に参加されている公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバーお2人から体験談を伺いました。回復を続けている当事者の体験談には希望があります。この日参加された当事者の方々も同席くださいました。繋がりが広がることを願っています。

厚生労働省依存症民間団体支援事業として当会は開催されていますが、県内の方々が続々と繋がって来られています。この日広島市内に新しい自助グループもオープンしました。
次回は9月17日(日)、13時半から東区民文化センター大会議室での開催となります。予約なしでもご参加可能です。

大阪府 上野