当事者のおもいを知りました(京都)

2023年8月5日、ひとまち交流会館京都で「回復に向けてのスタート 仲間と出会って変わった事」というテーマで、当事者会京都の西さんから体験談をお話しいただきました。
学生時代にギャンブルに関わり始めたきっかけや親族への想い、その後も断ち切れなかったギャンブルについて自分だけではやめられないギャンブル依存症という病気の怖さを感じました。
ここ数年、息子の借金問題に対してギャンブル依存症という言葉すら知らない私は、目の前の借金にのみフォーカスしてしまいました。借金問題の解決こそが本質的解決であると結論付けて、尻拭いを重ねて、更に精神論で息子を諌めるという見当外れなことを繰り返してきたのです。
依存症が脳の病気であるという知識、見識がない当時の私は精一杯の対応だったのですが、時に相当厳しい言葉で叱るしかできませんでした。
家族は長く向き合う覚悟が必要であり、これから起きる事に対しては一喜一憂せず、正しい対応ができるように、当会や自助グループに参加し続けて、自らは当会メンバーの事も考えて利他的に生きていけるように努めようと心に誓いました。
本日の家族会では体験談を聴いたこと、分からないことは質問した事で心の重しが一つ取れたように 心穏やかに戻る機会となりました。

京都府在住 塚原