8月27日(日)王寺町地域交流センター(りーべる王寺東館 5階)にて、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が開催されました。
始めに当会の活動について話し合いをしました。ギャンブル依存症問題の支援について地域の医療、保健、福祉を担う関係機関と連携強化をしていくために、他府県の全国ギャンブル依存症家族の会の取り組みを参考に、今後も積極的な働きかけをしていくことを確認しました。
当会メンバーの自己紹介の後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏 著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」から、原則2 解決のチャンスを引き寄せよう!を読み合わせしました。私が全国ギャンブル依存症家族の会に参加して間もない頃は、まだまだギャンブルの問題で混乱していたので、当事者に対して、借金の肩代わりをする、金銭の管理をする等の「やってはいけないこと」を振り返ることしかできませんでした。それでも当会に参加し続けるうちにギャンブルの問題が整理されていくと「なぜ、やってはいけないのか」その理由が理解できるようになり、落ち着いて当事者に対応することができるようになりました。今まさに、チャンスを引き寄せた結果を実感することができています。
その後初めて参加された方を中心に、困っていることをお伺いし、メンバーから具体的なアドバイスや提案がありました。私も家族でなんとかしなければと借金の肩代わりを何度もしては、もう、どうにもならなくなり全国ギャンブル依存症家族の会に助けを求めて参加したことを昨日のように思い出します。不安のなかでボソボソと話す私の声に、当会メンバーは寄り添い耳を傾けて「私たちも同じだったよ~」と自身の体験も含めて具体的なアドバイスや提案をしてくれました。提案の内容はすぐには理解できませんでしたが、それでもひとつひとつ聞きながら行動するうちに、当事者との関係性に境界線を引いて考えることができるようになり、次第に元気を取り戻すことができました。初めて参加された方が帰る頃にはメンバーと穏やかな表情で話している様子がとても印象的でした。
相談できる場所、全国ギャンブル依存症家族の会には共感と希望があります。
家族のギャンブル問題でお困りの方は、是非当会に参加してください。
次回は9月24日(日)13時30分〜16時
王寺町地域交流センター(りーべる王寺東館5階)で開催します。
奈良県在住 平井