8月20日(日)、刈谷市産業振興センターにて「ギャンブル依存症セミナー」が開催されました。その後、家族の会と合同で相談会を行いました。
第1部では「ギャンブル依存症の理解と必要な支援」と題して回復施設「グレイス・ロード」統括センター長の池田文隆氏が講演されました。講師の自己紹介からはじまり、ギャンブル依存症の特徴、ギャンブルを原因とする犯罪が近年増えていること、世の中のギャンブル依存症に対する理解が低いこと、家族の役割の重要性、施設の紹介などをお話ししていただきました。
第2部では同施設スタッフである八木真介氏の司会により進められ、まず当会のメンバーより「息子と私の回復への道」というタイトルで体験談を話していただいた後、当事者の体験談として、司会者を含む5名の方からそれぞれの底付きや回復に至る経緯などを聞くことができました。
そして最後に質疑応答がありました。
本セミナーに参加した感想として、施設のスタッフの方々が入所者の回復のために尽力されていることを心強く思うとともに、今回参加していただいた当事者の方々のように回復されている姿を見て、この病気に完治はないものの回復することはあることがわかり明るい気持ちになりました。また、施設の方が「依存症になって失ったものは多かったけど、今の方がずっと幸せです」と笑顔で話していたことが印象的でした。
愛知県在住 永田