体験談から学んだこと (滋賀)

2023年9月3日 キラリエ草津にて、全国ギャンブル依存症家族の会滋賀が開催されました。

公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の大谷浩司さんが「当事者支援部の活動について」というテーマで体験談を話して下さいました。メンバーとつながることの大切さや自助グループや当事者支援部の活動を通して、仕事のストレスが激減し人生が豊かになったと話されました。

質問に対して、当事者支援部のメンバーの方がそれぞれ答えて下さいました。 家族側が当事者にできることはありますか?という質問には、家族が当事者にできることは何もありません、当事者は当事者につながること、家族は家族の会や家族の自助グループにつながることが大事というお答えでした。 当事者の方皆さんが、家族の会をきっかけに当事者支援部につながり回復に向かわれているお話も印象的でした。 貴重なお話をたくさん聞くことができました。

 体験談の後、新しい方2名を中心に困っていることを聞いて、メンバーで経験を共有しました。 私も当会に初めて参加した時は、ギャンブル依存症の息子をなんとかしたい、お嫁さんにもわかってもらうにはどうしたらいいか、と自分ができることはないか必死でした。 しかし、当会でたくさんの方の体験談を聞き活動に参加していくことで、病気の知識が深まり、家族が正しい対応をしないと病気を悪化させてしまうこと、自分と自分以外の人の境界線がわからなくなっていること等学びました。 当会や自助グループに参加し続けることで、泣いていた家族も元気になってきます。ひとりで解決できない問題もメンバーが力になってくれます。ご家族のギャンブルの問題で悩んでいる方、ひとりで悩まず、当会に参加して一緒に正しい対応を学びましょう。 

滋賀県在住

平田