家族の対応が変わることが回復への鍵となる!(香川)

10月21日(土)かがわ総合リハビリテーション福祉センターにて、厚生労働省の「令和5年度依存症民間団体支援事業」である「全国ギャンブル依存症家族の会 香川」が開催されました。東京、茨城、千葉、大阪、京都、兵庫、徳島、愛媛、広島、高知、岡山など、たくさんの地域からの参加がありました。
最初に会の目的、説明と簡単な自己紹介ののち、「家族の回復」というテーマで全国ギャンブル依存症家族の会の森さんの体験談を聞きました。問題が起きた時の、家族の対応は、みんながやってしまう、まず借金の肩代わり、そして、金銭管理、手厚くお世話を焼いてしまうというものでした。まさしく、私もそうだったと、共感し、この対応が、病気をさらに進行させるという、恐ろしい病なのだと、再認識しました。

当会には、たくさんの経験と症例とデータがあり、家族の対応が鍵となります。家族が問題に気づき、家族が元気になり正しく対応しましょうということを聞き、私も、これからも、たくさん活動し、しっかり学んでいこうと思いました。 次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 代表田中紀子著「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせを行いました。 その後、2つのグループに分かれて新しく来られた方を中心にお話を伺いました。参加したメンバーからは自身の経験をふまえた具体的なアドバイスがありました。
そして、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の体験談を聞きました。ギャンブルをする背景には、自分の生き辛さが根底にあり、回復するまでの険しい道のりがあったこと、助ける側に回る事で自分の経験が役に立ち、回復につながっていると聞き、希望をもらいました。
私も家族の立場として、希望のメッセージを運び、困っている方の手助けをすることで、自身も元気になっていきたいと思いました。 厚生労働省依存症民間団体支援事業として「全国ギャンブル依存症家族の会 香川」は毎月開催されています。

次回は11月18日(土)に13時30分から、かがわ総合リハビリテーション福祉センター第1会議室での開催となります。 まだ、苦しんでいる多くの方が、1人でも多く当会に参加していただけたらと、心から願っています。

岡山県在住 石原