回復への道のりと希望(大阪)

残暑厳しい8月20日(日)、大阪市のクレオ大阪中央にて全国ギャンブル依存症家族の会 大阪が開催されました。

今回は、ギャンブル依存症当事者の方の体験談として、関東から公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の宇都宮さんが登壇しました。

ギャンブルを始めた頃から回復に至るまでの道のりで起こった様々な出来事と、細かな心理状況を正直に話してくださいました。当事者の観点を聞けたことは、家族にとっても貴重な気づきになりました。 妻の立場の方が自助グループや当会に参加し、ギャンブル依存症という病気の正しい対応を学んだことで、今までとは全く違う対応されたことが自身の回復への大きな転機となったとのことです。

回復施設の入寮者と一緒に生活する中で、少しずつ回復し、家族とも生活が再開出来、当事者支援部での活動にも精力的に取り組んでいるそうです。 たくさんの葛藤や紆余曲折がある中でも、夫婦でそれぞれが自助グループや当会に参加し続けて来られたことが、回復の道を作る礎となったのだということを聞いて改めて、行動することの大切さがわかり、大きな希望を持つことができました。

体験談のあとは3つのグループに分かれて、今困っている方々の話を聞きました。同じ経験をもつメンバーからの具体的なアドバイスや、他のメンバーからも自分の経験の話がありました。 ある日突然、何かが起これば、瞬く間に動揺し、落ち着いて判断することが難しくなり、誰にも話せないまま、苦しみを抱え込んでしまいます。

どうか、1人で悩まずに、まずは当会に足を運んでみてください。 当会のメンバーのたくさんの経験から導き出されるアドバイスは、救いと力になります。

大阪府 北野