家族会に参加し続け回復を目指そう (奈良)

10月29日(日)王寺町地域交流センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が開催されました。

はじめに、ギャンブル依存症当事者の体験談を聞きました。自助グループで何でも話し合えるメンバーに出会えたからこそ、ギャンブルをやめ続けることができているという頼もしい話を聞くことができました。当事者の回復のメッセージは家族にとって大きな希望になります。私自身も当会や自助グループのメンバーと経験や悩みを共有することで、自分が一人ではないという安心感が得られています。また、他のメンバーがギャンブル依存症の問題を解決していく姿を見ることは大きな支えになっています。

今回は、当事者の会も予定していたため、体験談の後に家族側と当事者側で別室に分かれて経験の共有をしました。

家族は自己紹介の、田中紀子氏著「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の中から「対応4なぜ金銭管理はやめるべきなか?」の読み合わせをしました。

その後は、初めて参加された方の困りごとについて、親や妻の立場からアドバイスをしました。私は親の立場ですが、息子のギャンブル依存症の問題を知った時、なんとか家族で解決しなければという強い思いがありましたが、当会に参加し続けるうちに私と息子の問題を切り離して考えられるようになりました。私がギャンブル依存症の問題を解決してしまうことは、息子が自分の問題に向き合う責任を奪うことになると理解できるようになったからです。今は当会メンバーと一緒に、全国ギャンブル依存症家族の会のセミナーや勉強会などに参加することで、元気や力をもらっています。

本日は家族とは別に当事者の会もありましたが、家族の方には「家族には家族の解決策がある」ので、これからも全国ギャンブル依存症家族の会や自助グループに参加して、一緒に回復を目指していきましょうと伝えました。

次回は11月26日(日)13時30分~15時30分、王寺町地域交流センターで開催します。家族の体験談を聞くことができますので、ぜひ参加をお待ちしております。

奈良県在住 平井