定期的に会い、分かち合うこと(当事者支援部 香川)

11月18日(土)13:30〜15:30 香川県高松市内で厚生労働省の「令和5年度依存症民間団体支援事業」である全国ギャンブル依存症家族の会 香川と同時に行われた公益社団法人ギャンブル依存症を考える会 当事者支援部の当事者の会に参加しました。

香川県では2022年8月から当事者の会が開催されており、参加者の多くが継続して足を運んでくれています。お互いに顔なじみにもなり、会場は賑やかな雰囲気となっております。また、初参加の方にも積極的に声をかけてくれる温かい気持ちになる当事者の会となりました。それぞれに苦しさを抱えつつも『一緒に回復していこう!』という意欲が満ち溢れていました。
新しく来た方も含めて、改めて全員で自己紹介。皆さんの近況報告や時に笑いが起こったり、和気あいあい。

一転、真剣に。前半はお困りの方の相談会となりました。特に金銭問題の解決と回復への具体的行動についてです。借金の返済や生活費の工面、債務整理、メンバーとの繋がりを通して回復へ取り組んでいく大切さなど、当事者支援部のメンバーを中心にアドバイスや提案がありました。また、似たようなケースを経験している参加者からご自身の体験からのフィードバックなどもありました。過去の苦い経験が、いま目の前で悩んでいる方の役に立つということがお互いにとって、素晴らしい助けとなっていました。傷ついた自尊心が修復されていくそんな1場面でもあります。

後半は、『絶望・希望・回復』をテーマに、自助グループで行っている『言いっぱなし、聞きっぱなし』の『分かち合い』をしました。
それぞれ思い思いに話したい話をして、話し終えると全員で拍手を送ります。寛容な雰囲気で、誰も何かを裁くことはなく、あるがままを受け入れてくれる時間となりました。

もし、近隣でギャンブルが原因でお困りの方がおりましたら、ぜひご参加くださいませ。お待ちしております。次回は12月16日(土)13:30~サン・イレブン高松で開催予定です。

当事者支援部 中島