11月12日(日)草津市立市民交流プラザにて、全国ギャンブル依存症家族の会 滋賀が開催されました。 公益社団法人ギャンブル依存性問題を考える会代表、田中紀子氏の著者「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」から『対応1 定期貯金や保険の「使い込み」を防ぐには』の読み合わせをしました。
続いて簡単な自己紹介をした後、初めて参加した方中心に現状と困りごとを共有しました。
私は、長男の多額の借金を約7年間に渡り、家族でなんとかできる、なんとかしなきゃと誰にも相談せずに繰り返し肩代わりをしてきました。しかし、私達家族だけではどうすることもできなくなり、当会に参加しました。参加していくうちに私が息子に対してしてきた金銭管理、追跡、そして借金の肩代わり。息子をコントロールすることに必死でいた自分。その数々の行動が、息子のギャンブル依存症の症状をさらに悪化させていたことを知りました。
また、水漏れの話も共有しました。水漏れとはギャンブル依存症当事者に、兄妹や親戚が何も知らずにお金を貸してしまうことです。私の娘達も私に内緒で息子に貸していました。私に正しい知識があれば防げたことは沢山ありました。当会に参加して、正しい知識や対応を学び、私自身の行動を少しずつ変えることで希望は見えてきました。息子は回復施設に入寮することができ、当会やメンバーに感謝しています。
一人ではできないこともメンバーとなら乗り越えることができます。 ギャンブルの問題で困っている方が、一人でも多く参加して、私達と一緒に解決していけたらと思います。当会に足を運び続けることで、メンバーが支えてくれます。
次回は、12月10日(日)草津市立市民交流プラザで開催します。どうか、一人で悩まず、勇気を出して当会にご参加下さい。
滋賀県在住 森