全国ギャンブル依存症家族の会東京が10/28(土)に開催されました。
今回は、家族にギャンブルの問題があった荒木さんが、どのように対応していったか体験を話してくれました。
苦しい状況を乗り越えてきた荒木さんが話す姿に、希望を感じました。同じ苦しみを経験したからこそ、伝わってくるものだと思いました。
当会では、はじめて参加した方を中心に意見交換の場があります。私もはじめて参加した時に、同じ経験をしたメンバーだからこそのアドバイスを聞くことができ、何より誰にも話せなかったことを話せる場が私にとって必要だったんだ、と実感しました。
今年1月、夫にギャンブルが原因の借金があることが発覚したのがきっかけで、私は当会に参加しました。今回は、3回目の参加でしたが、当会でギャンブル依存症の当事者や、家族の立場の方の体験談を聞き、ギャンブル依存症は本人の意思だけでは止められない脳の病気だということ、ギャンブル依存症の当事者に対して家族がとるべき対応がある、ということを学びました。
私の夫は、多額の借金を債務整理した後も、ギャンブルや借金が止まらず、それを隠すために嘘を重ねていました。夫の問題をどうにかしようと私が考えた対策は、すべてうまくいきませんでした。
当会で学んだことで、夫は病気だということを私が認識することができ、その後はメンバーのアドバイスのもと、夫に対する行動を変えていきました。
夫は今年9月にギャンブル依存症と診断され、現在病院に入院しています。当会に初めて参加してから2か月後のことでした。
当会に参加したことで、今の私は一人で悩み苦しんでいた以前の私ではありません。自分ではどうにも出来ないことを解決していく経験と知識がここにはありました。家族のギャンブルの問題で悩み苦しんでいる方は、ぜひ勇気を出して当会に足を運んでみてください。
東京都在住 篠田