船橋北病院ファミリークラスに参加して(千葉)

11月18日(土)船橋北病院で、ギャンブル依存症の家族向けに行われている「ギャンブル障害ファミリークラス」に、全国ギャンブル依存症家族の会千葉から4名が参加しました。

今回のテーマは「借金はどうしたらいい?」でした。

当会のメンバーが、妻の立場で「ギャンブル依存症の経過と家族の苦しみ」という体験談を話しました。自分は医療従事者で、依存症を治す薬がないことは知っていたが、間違った対応で夫の回復を妨げてしまったこと。借金の返済を急いだためにうまくいかなかったこと等を話されました。

私は、夫が船橋北病院でギャンブル依存症と診断されたことををきっかけに、このファミリークラスに参加しました。そこでは他の家族の話を聞くこともでき、家族のギャンブルで悩んでいるのは私一人ではないと分かって、とても安心できたことを覚えています。

 

一時、夫のギャンブルが止まっていたこともあり安心していましが、ギャンブルがまた再発したことで自分一人の力では対処できないとようやく気づき、当会につながることができました。夫のギャンブルで身も心も疲れきっていた私には、辛い気持ちを話す場所が必要でした。ここには私の悩みに共感してくれるメンバーがいて、間違いを正してくれるメンバーがいます。

当会につながり、メンバーのアドバイスのもと自分の行動を変えたことで、夫は回復施設に行く事ができました。

体験談の後は、参加者一人一人に困りごとはないかをお聞きし、ギャンブル依存症の回復には家族が正しい知識を持つことが必要であること、そのために当会や自助グループに通うことをお勧めしました。私自身、その時につながっていれば、苦しんでいた毎日から早く抜け出すことができたのに、と今になって思います。

このクラスに参加されたご家族の方々が、依存症に対する正しい知識を得て、一日でも早く穏やかに過ごせる日が迎えられることを願っています。

千葉県在住 渡辺