11月25日(土)亀戸文化センターで全国ギャンブル依存症家族の会東京が開催されました。今回は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバー山下さんの体験談をお聞きしました。
当会に参加していた妻の行動が変わったところから山下さんの回復が始まり、今は家族と過ごす時間を幸せに感じていると笑顔でお話される姿に、家族の正しい対応が回復のスタートなのだと希望をもらいました。
体験談の後は初めて参加された方の困っていることを伺い、同じ経験をしたメンバーが対応についての具体的なアドバイスをしました。初めは皆さん不安そうでしたがメンバーの話を聞いて安心されているように感じました。
私は息子にギャンブルの問題があり、家庭内窃盗、消費者金融からの借金、繰り返される嘘に絶望し地域の保健センターに助けを求めました。そこですすめられたのが当会です。誰にも言えず苦しかった思いを話すと「同じだね。わかるよ。」と共感してもらえ安心出来ました。ギャンブル依存症は脳の病気であることを知り正しい知識と対応を学んでいく中で不安がひとつずつ減っていきました。毎回、参加者の様々な経験を聞きアドバイスをしてもらうことで、問題にどう対応していったら良いかがわかり前向きな気持ちになれます。
当会に参加して2ヵ月後に息子を家から出しました。家から出て生活が立ち行かなくなり困った時こそ回復に向かうチャンスになる、家族の行動に振り回されず距離を取ると自立するケースもあると学び、勇気を持って行動することが出来ました。一緒に解決策を考え、支えてくれるメンバーがいてくれたからこそ出来たことです。
ここにはたくさんの経験と知恵と解決策があります。ひとりで悩まずご自身の不安を話しにいらしてください。
次回は、12月23日(土)13時30分より亀戸文化センターにて開催されます。お待ちしております。
埼玉県在住 田中