家族会に参加し続けることで得られる気づきや学び (奈良)

12月24日(日)全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が王寺町地域交流センターで開催されました。

初めに、全国ギャンブル依存症家族の会兵庫の奥田久美子さんによる、『家族も回復していこう 兵庫の活動について』というテーマで体験談を聞きました。ASK認定依存症予防教育アドバイザーでもあり、その幅広い活動と当事者に対する深い思いやりに感動しました。参加した多くの方にも、心に響くものがあったと思います。

次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせを行った後、4グループに分かれて、初めて参加した方を中心に経験の共有をしました。

私自身は高齢者であり、古い体質の社会で人生の多くを過ごしたことで、「義理と人情」の心が深く刻み込まれていたためか、ギャンブル依存症の息子に対して家族が直接助けることはできないのだと、なかなか理解することが出来ませんでした。自分が何とかしなければという思いは常にありました。

しかし、当会に参加し続け回数を重ねるにつれ、メンバーの体験談やアドバイスを聞くうちに「目から鱗」とでもいうのでしょうか、息子にとらわれ巻き込まれていくのは、もともとの自分の生き方に問題があったのだと気づくことができました。

当会に参加し続けることで、これからも私の共依存が発動しないように、自分自身に向き合っていきたいと思います。

次回は、1月28日(日)13:30~15:30王寺町地域交流センターにて開催します。当事者の体験談が聞けますので、是非お越しください。

大阪府在住 信枝