「手放す」ことで回復(群馬)

12月16日(土)、群馬県社会福祉総合センターにおいて、ギャンブル依存症家族の会群馬が開催されました。 

初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバーの話をお聞きしました。

ご本人は、妻に自助グループを勧められて参加しましたが、何か自分の思った所と違うと感じて行く事を止めてしまいました。その後、妻が自助グループに参加して行動が変わり、お互いを干渉せず、手放す対応をした事で底つきし、また、自助グループに通うようになりました。現在は、当事者支援部のメンバーの中で活動を通して回復を続けているそうです。とても希望のある話でした。

私も、息子のお金の管理や肩代わりを何度も行ってきました。

当会に参加して、今までやってきた事は、正しい対応とは真逆の事で、依存症対応ではなかった事を学びました。息子を自宅から出し、それをきっかけに息子は、当事者の自助グループに参加し始めました。

ギャンブルをやめ続けていることから、本当にその通りだと思いました。

本人がメンバーと向き合う事、家族が当事者に干渉せず手放す事が、ギャンブル依存症から回復するためには重要だと感じました。以前の私は、悩み辛い毎日でしたが、当会と自助グループに参加して10か月が経ち、体験談を聞き、メンバーの方の正しい病気の知識や当事者対応を学び、行動を変えることができました。

 後半は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著『家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル』の読み合わせを行い、参加者の自己紹介、最後に当事者メンバーの方に質問をさせて頂きました。不安そうな雰囲気だった参加者の皆さんも、帰る時には不安が取り除けたようでした。

当会に参加すれば、行動に移すことの大切さ、家族の正しい対応方法等、沢山の知識や経験をもったメンバーと共に学ぶことができます。一人で悩み続けている方がいらっしゃいましたら、当会に参加してほしいと願っています。一緒に解決していきましょう。

次回の開催は、

日時:2024年1月20日(土)13時30分~15時30分

場所:群馬県社会福祉総合センター

是非お越しください。

埼玉県在住 須戸