ギャンブル依存症からの回復は家族がキーマン(東京)

12月23日(土)亀戸文化センターで全国ギャンブル依存症家族会東京が開催されました。

今回は全国ギャンブル依存症家族の会福岡の村田さんの体験談をお聞きしました。当会に参加し、今までの家族の行動が当事者の足かせになっていたと気づき、回復のキーマンは家族であり、家族が対応を変えたことで回復に大きな影響を与えたとお話しされました。息子の事で頭がいっぱいだった村田さんが、現在は新しいメンバーを助ける活動をすることで元気になっていると明るく話される姿に勇気と希望をいただきました。

体験談の後は、いくつかのグループに分かれて初めて参加された方を中心に、今困っている事をお聞きし、同じ経験をしたメンバーが家族のとるべき対応をお伝えしました。

息子の問題は親である私が何とかしなければと、10年以上前から借金の肩代わりをして来ました。しかし、息子は結婚しても、子供が生まれても借金は止まらず、闇金からの取り立ての電話が息子以外の家族の勤務先にまで来るようになってしまいました。昨年、もう私にはどうすることもできないと思い当会に参加し始めました。「ギャンブル依存症は脳の病気であり、家族は正しい知識を学び行動することが大切」という事や、何も知らなかった私が息子の病気を悪化させていた事もわかりました。

また、この会のメンバーから当事者はもう立派な成人であることを認め家から出し自立させ、親子の関係性を見直すことで回復につながることもあると助言をうけ、家を出しました。

今では、何が起きても一緒に考え、支えてくれるメンバーがいるので、以前のような孤独や不安感はありません。どうか皆さんも一人で悩まず、参加してみてください。ここには多くの知識と経験があります。一緒に解決していきましょう。

次回は、1月27日(土)13時30分から、かつしかシンフォニーヒルズ別館にて開催されます。お待ちしています。

                                東京都在住 吉田