1人で悩まないで相談しよう。(香川)

12月16日(土)サン・イレブン高松で、厚生労働省の「令和5年度依存症民間団体支援事業」である、全国ギャンブル依存症家族の会 香川が開催されました。

初めに全国ギャンブル依存症家族の会 京都の米井さんの体験談を聞きました。夫のギャンブル依存症の問題で当会に相談していくうちに、ギャンブル以外の問題も相談することで気付きを得たので、誰かに相談する事の大切さを学びました。

その後は3つのグループに分かれて、初めて参加した方の相談や参加して間もない方の近況を聞きました。今、困っていることに対して会のメンバーからアドバイスがありました。

私は、息子のギャンブル依存症の問題で去年の7月から当会を知りました。参加する前は、息子の借金がふくらんで借金取りが取り立てに来たらどうしようと眠れない時もありました。1人だと不安で、誰に話していいかわかりませんでした。当会へ参加し、会のメンバーに不安な事や悩みを話すと、うなずいて聞いてくれ、「うちもそうだったよ。解決策はあるよ。」と経験を話してくれます。話すことを聞いてくれわかってくれると、気持ちが軽くなります。

また、ギャンブル依存症という病気を知らなかったので、当会に参加してギャンブル依存症が病気で、借金の立て替えや金銭管理、説教する事など、家族がしてはいけないことがあることを知りました。ギャンブル依存症を理解することで息子への対応を変える事が出来ました。実際、27年同居をしていた息子を家から出しました。そして、息子は現在1人暮らしをしています。

最後に当事者の体験談を聞くことができました。家族の正しい対応のおかげで当事者が病院に繋がり、回復に向き合うことができたそうです。当事者も家族もギャンブル依存症を理解して対応を変えていく事が必要だと教わりました。

ギャンブル依存症は病気です。家族のギャンブル依存症でお困りの方は、1人で悩まずに相談に来てはいかがでしょうか。次回は、1月20日(土)サン・イレブン高松13:30~15:30で開催されます。  

香川県在住 岡野