家族の会へ足を運んでみませんか?(鹿児島)

全国ギャンブル依存症家族の会 鹿児島が2024年1月13日(土)霧島市国分公民館で開催されました。

今回は初めて参加された3名を含め23名の参加でした。
全員が簡単な自己紹介をした後に、ギャンブル依存症は脳の病気であることと、家族の基本的な対応について説明を受けました。

その後初めて参加された方を中心に現在の状況や今困っていることを聞き、同じ経験をしたメンバーが対応についての具体的なアドバイスをしました。はじめは泣きながら話をされていた方もメンバーの話を聞いたり自分のことを話したりするうちに安心した表情になっているように感じました。

私が当会に繋がったのは一年前です。参加する前は毎日泣いてばかりいて、何も食べられず眠れない日々を過ごしていました。初めて参加した時に「自分もそうだったよ。」と声をかけてもらい、絶望感と恐怖でいっぱいだった私の心が安心感に変わっていったのを覚えています。

同じ悩みを持っている人の話を聞いたり、自分の気持ちを言葉に出して話をすることで不思議と気持ちが落ち着きます。私はこの会でギャンブル依存症の正しい知識や対応の仕方を学んで、自分の今までの対応が病気を進行させていたことに気づきました。継続して参加し続けることで、何かが起こったときでも一人ではないと安心していられます。

この一年で色々なことがありました。
同居していたギャンブル依存症当事者の息子を家から出すように助言をもらっていましたが、なかなかできずにいました。数ヶ月間息子を見守り何も言わずに過ごしました。

息子の行動に変化があったときに相談しアドバイスを受けて、そのタイミングで家から出すことができました。その後、息子は公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部に相談しました。今、息子がどんな状況かは分かりませんが、家族にお金を要求することもなく一人暮らしをしています。

私は息子が元気になって回復することを信じてメンバーと一緒に活動して、私自身がもっともっと元気になりたいと思っています。ギャンブル依存症は回復できる病気です。当事者が回復するためには家族の正しい対応が必要です。一年前にメンバーが助けてくれたように私もメンバーのために何かできる自分でいたいです。

ご家族のギャンブルの問題で悩んでいる方、是非足を運んでみてください。

宮崎県在住 中島