全国ギャンブル依存症家族の会群馬が2024年1月20日(日)、群馬県社会福祉総合センターで開催されました。
当日は、他県からの参加者も多数いました。
まず、ギャンブル問題の対応方法を学ぶために、ギャンブル依存症問題を考える会田中紀子代表の著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせをしました。その後、初めて当会に参加した方の、現在の状況や困りごとなどを聞きました。家族が借金の肩代わりをしたり、説教したり、怒ってみたり…それでも、ギャンブルは止まらない。どう対応してよいか分からず、当会を探して参加したという経緯に、以前の自分の姿を思い出しました。
私は、息子がギャンブル依存症です。これが最後と言って、繰り返した肩代わり、金銭管理をし、病院を受診させ、諭し、相談機関に相談し…彼にとって良いと思われることは全てやっているのに、どんどん悪化していく。もうどうにもならない、どうしていいのか分からず途方に暮れました。そこで、ギャンブル依存症問題を考える会の家族相談会に行き、「家族の会に参加してみて」という言葉を信じ、当会に参加しました。そこには、私と同じ経験を、明るく話すメンバーがいました。そして、皆でギャンブル依存症の正しい対応の仕方を学び、今まで良かれと思ってやってきたことが間違っていたことを知りました。それからは、当会と自助グループに通うことで、先の分からない不安が、きっと大丈夫という希望へと変わりました。また、当会は、困ったときの対応の仕方を一緒に考えてくれ、迷ったときの助言をしてくれる心強い存在です。
後半は、当会と他機関との連携例や体験談などを、他県から参加したメンバーが話してくれました。また、当事者が他県にいるメンバーが、他県の病院に関する質問をしたときには、ギャンブル依存症の診療を行っている病院の情報をすぐに教えてくれました。この出来事に、家族の会が全国にあることの強みと、メンバー同士の支え合いの素晴らしさを実感しました。
当会には、豊富な経験と知識があります。支え合うメンバーがいます。ギャンブル依存症で困っているご家族の方、一人で悩まず是非当会にいらして一緒に対応を学びましょう。そして、笑顔のある生活を取り戻しましょう。
次回は、2月17日(土)13:30から、群馬県社会福祉総合センターで開催されます。
茨城県在住 森