家族会は回復への希望(奈良)

1月28日(日)王寺町地域交流センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が開催されました。

今回は、『絶望からの希望、そして回復へ~全方位支援』と題して、ASK認定依存症予防教育アドバイザーであり、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の中島康晴さんと、当事者支援部の西優祈人さんの話を聞きました。

当事者がギャンブルにのめり込んでいった経緯から支援を受けて回復していく自身の経験を話してくれました。その中で、「身の丈にあった生活」を心がけるという言葉がとても印象的で、シンプルながら深い意味が込められているように感じました。当事者にとっては簡単なことではないかもしれませんが、私は息子にも同様な考え方で生活してほしいと思いました。

さらに、ギャンブル依存症から回復するには自助グループに参加し続け、仲間から提案されたことは素直に実行に移すことが大切で、回復するタイミングは必ずやってくるので、それに気づくことも重要だと話してくれました。家族として、当会や自助グループへの参加、そしてメンバーからの提案を実行することが、当事者の回復にどれほど効果的なのかを再認識しました。

その後、3つのグループに分かれて、家族会に初めて参加した方々の話を中心に、困っていることや対応の仕方などを共有しました。当会メンバーの経験やアドバイスは、「なるほどな」と思えることが多く、とても勇気がもらえます。

当会は、ギャンブルの問題をオープンに話せる場所であり、その内容を誰にも口外することはありません。家族は話すことで気持ちが癒やされ、少しずつ笑えるようになり、自分の感情に素直に向き合えるようになります。

まずは家族が元気を取り戻しましょう!一人で悩まず、ぜひ当会に足を運んでみてください。次回は2月24日(土)13時30分から15時30分 王子町地域交流センターにて開催します。

奈良県在住  佐々木