2023年12月23日(土)、船橋北病院でギャンブル依存症の家族を対象に開催されている「ギャンブル障害ファミリークラス」に、全国ギャンブル依存症家族の会千葉のメンバー4名が参加いたしました。
今回のファミリークラスでは、「家族は家族の回復が大切」をテーマに、当会のメンバーが参加者へ体験談を伝えて参りました。
はじめに当会の紹介をさせていただき、その後メンバー2名が、当事者の妻の立場と母親の立場からそれぞれの体験談を講演しました。
ギャンブル依存症は、進行性の病気と言われ、完治はしないが回復はできるといわれています。当事者がギャンブル依存症から回復するには、家族がギャンブル依存症という病気を正しく理解し、当事者に巻き込まれない行動を続けていくことが大切であるということを実体験を交えながらお話ししました。
参加者の方々も、メンバーの体験談に深く頷きながら熱心に聞いてくださっており、同じ問題や悩みを抱えた者同士だからこそ分かり合える共感や安心感があると改めて感じました。
講演の後は、参加者からの質問にお答えする時間を設け、現在の状況やお困りごとをお話しいただきました。現在は差し迫った問題が起きていない場合でも、当会へ参加していることで、ギャンブルや借金の問題が起こった時に適切な対応を相談できることをお伝えしました。
私自身、ギャンブル依存症の夫が闇金から借入れしているとわかったときに、すぐに当会メンバーに相談できる環境だったことで適切な対応がとれ、最終的には夫自身がギャンブルの問題に向き合い、ギャンブル依存症の回復施設に入所し回復へ歩み出すことができました。
今後は医療機関との連携を今まで以上に深め、ギャンブルの問題で困っているご家族に伴走しながら手助けができるよう活動を続けていきたいと思いました。
東京都在住 佐々木