勇気を出して扉を開けて(京都)

2月12日(月)ひと・まち交流館 京都にて、全国ギャンブル依存症家族の会 京都が開催されました。まずは参加者全員の簡単な自己紹介の後、初めて参加した方の話、悩みを聞きました。その後、今まさに困っているメンバーの悩み、疑問点を聞きました。

白熱した議論で、会場の雰囲気もピリッとする場面もありましたが、同じ境遇のメンバーが寄り添いつつも、ユーモアを交えたアドバイスで場が和むなど、ここにいる皆が悩んでいて、学ぼうとしていて、困っているメンバーを助けよう、自分も助かろうとしていることを感じました。

そして、本日あがった悩みに合わせて、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子氏著『家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル』の読み合わせをしました。

私は、今回初めて参加した方の話に同じ立場として共感することが多く、もらい泣きしつつ、4ヶ月前に初めて当会の扉を開いた時のことを思い出しました。その時の私は、ひとりぼっちで、恥じていて、恐れていて、扉を開いたのはいいけれど、ここにいる皆に猜疑心でいっぱいでした。

しかし皆、私の話を真剣に温かく聞いてくれました。少しばかり厳しいアドバイスもありました。でも、今まで1人で抱えていたこと、誰にも話せなかったことを少しずつ話していくうち、自然と涙が流れました。

その時に当会メンバーの一人が言ってくれた言葉は、今も心に残っています。「今日は本当によく来てくれました。絶望しないで、必ず希望はあります。」

家族のギャンブルの問題で悩んでいる方、1回で魔法のように解決する方法はありません、でも、必ず希望はあります。無知は本当に損です、当会にはたくさんの知識と経験があります。是非、当会の扉を開けてみてください。お待ちしています。

次回は、3月2日(土)ひと・まち交流館 京都 第1・2会議室 13時30分から開催します。当会メンバーの体験談も聞くことができます。小さなお子さんがいる方は保育もありますので、チラシをご覧ください。

京都府在住 川口