2月24日(土)に、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が王寺町地域交流センターにて開催されました。
始めに、当会メンバーの平井陽子さんの体験談を聞きました。ギャンブルの問題による困難な状況を、メンバーのサポートを受けながら対応し、元気に新たな道を歩いている姿に感動しました。私も同じような体験をしているので、その話を聞いているうちに、メンバーの中に居続ければ私も彼女のように、自分自身に向き合えるようになれるかもしれないと勇気をもらいました。
次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子氏著 「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせをしました。
私は当会に参加してから10ヶ月が経過しました。参加する前はギャンブル依存症についての知識がなく、理解もできず不安と恐怖でいっぱいでした。息子の要求に応えて借金の返済を繰り返し、ギャンブルの問題が深刻化していきました。しかし、当会に参加してギャンブル依存症の問題が家族だけでは回復が難しい病気であることを学びました。
今でも、時に妄想にとらわれて眠れないこともありますが、当会や自助グループのメンバーからの優しく適切なアドバイスによって、徐々に自分の感情に向き合うことができるようになり、当初感じていた不安や恐怖は軽減しています。
家族が当会や自助グループに参加し、当事者に対して、「家族はどのように対応したらいいのか!」を理解することが重要です。私も当会で得られた経験や知識を元に、自らの行動を変えて、健康的に前進していきたいと思っています。
ギャンブルの問題で苦しんでいるご家族の皆様、まずは当会に足を運んでみてください。次回は3月24日(日)王寺町地域交流センターにて開催予定です。
大阪府在住 末村