3月9日(土)茨城県水戸生涯学習センターで、全国ギャンブル依存症家族の会 茨城(水戸会場)が開催されました。
今回は、『公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会』当事者支援部の宇都宮駿さんの体験談を聞きました。
宇都宮さんのお話は、私達家族からすると不可解な言動について、当事者本人がどのような状態だったのかをリアルに聞くことができました。
その内容は、家族にとって、とても興味深く新鮮で、「やめたくてもやめられない、ギャンブルでなくなったお金をギャンブルで増やさないといけない、と本気で思っていた」とお話しされていました。
現在はギャンブル依存症の回復施設を卒業し、各地でご自身の体験談を話すことで、低かった自尊心が高まったそうです。そして、ご自身や周囲に正直に生きる姿が、とても生き生きとされていました。
また、私達家族は、当事者に振り回されているという思いでしたが、当事者もまた、家族の誤った対応に振り回されていたと言うお話がとても心に刺さりました。
体験談を聞いた後は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著書の「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の一部の読み合わせをしました。
その後、これまでの経験を話し合い、初めて参加された家族の方の悩み事や困り事には、メンバーから具体的な対応についてアドバイスがありました。
当会には、同じ経験をして苦しんでいたメンバーがいます。
当会に参加することで、今まで他では話せなかったことを吐き出し、その経験を共有することで気持ちが軽くなり、明るく元気な姿に変化していくメンバーがたくさんいます。
次回は4月13日土曜日に水戸生涯学習センターで家族会、当事者会の同時開催となります。
ギャンブルの問題で悩まれている方は、是非お気軽にご参加下さい！
