まだ苦しんでいる家族のために(鹿児島)

3月9日(土)霧島市国分公民館にて全国ギャンブル依存症家族の会鹿児島が開催されました。

今年1月より当事者の体験談発表が行われていますが、今回は女性当事者の方が話をされました。
緊張した面持ちで噛み締めながらゆっくりと話す様子に、当時の苦しみがどれほどのものだったのかと思いを馳せ、私も胸が苦しくなりました。もがきつつも前を向いて歩んでいる姿にとても感銘を受け、笑顔で話を終られたことで苦しみの先には希望があると信じる気持ちになれました。 

その後、当会メンバーが自己紹介やこれまでの経緯を話しました。初めて参加された方もいらっしゃったので、それぞれ今の苦しい胸中を話していただきました。今までの当事者への対応は間違っていたということに驚かれていましたが、当会に参加し正しい対応や知識を学ぶことで元気になっていくこと、「仲間」の経験が助けになり、そのためには参加し続けることが大切だと伝えることができました。

私自身、ギャンブル依存症の息子の症状が悪化しどうしようもなくなった時、当会や自助グループに参加したおかげで息子も速やかにギャンブル依存症からの回復施設に入寮することができました。彼もまた、同じ経験をした仲間のおかげで今では苦しみから解放され、少しずつ元気になっているようです。
 
この経験を通して、まだ苦しんでいる家族の助けになれるように正しい知識を仲間と共に伝えていけたらと思っています。

次回は4月13日(土)14:00より霧島市国分公民館で開催されます。
悩みを相談してみませんか?同じ経験をした仲間が待っています。

鹿児島在住 牧之瀬