3月16日(土)高松市男女共同参画センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 香川が開催されました。2月で厚生労働省の「令和5年度依存症民間団体支援事業」が終了し、他県のメンバーの支援を得ながら、初めて香川のメンバーで開催することができました。
初めに全国ギャンブル依存症家族の会 千葉の室田さんより「行動したら変わってきた生き方」のテーマで体験談を聞きました。息子さんのギャンブル依存症の問題で当会に繋がり、自助グループに参加することで元気になり、12ステッププログラムに取り組むことで、家族との関係も変化し視野が広がり充実した毎日を過ごすことができている。これからもメンバーに自分の経験を伝えていきたいというお話を聞かせていただき、私もいつかそうなりたいと強く感じました。
自己紹介の後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子代表の著書「ギャンブル問題完全対応マニュアル」を読み合わせました。
その後グループに分かれて、初めて参加された方や、最近参加された方を中心に現在抱えている問題や悩みを聞き、メンバーから経験を踏まえた、具体的なアドバイスがありました。
会の終わりに、公益財団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の方の体験談をお聞きしました。ギャンブルに至るまでの経緯、どのように回復に向かってきたのか、現在の状況やこれからの活動についてなどを話していただきました。当事者にしかわからない感情などを直接聞かせていただける良い機会となりました。
私は1年前に息子が自殺企図により入院したことで当会に参加しました。それまで何年も尻ぬぐいをし、ギャンブル依存症と気付いてはいましたが、どこへ支援を求めればよいのかわからず時間が経過し、病気を悪化させてしまいました。当会に参加することで、正しい知識を学び、他では話せない事も共感しながら聞いていただき、安心と元気を貰いました。
ギャンブル依存症には、家族の正しい対応が必要です。同じ経験をしたメンバーが、対応や解決策を示してくれます。1人で悩まずぜひ一度参加してみてください。次回は、4月20日(土)香川県社会福祉総合センターにて13:30より開催します。
愛媛県在住 越智