同じ境遇からの支え合い(当事者支援部 東京)

3/24(日)に全国ギャンブル依存症当事者の会東京が調布市文化会館で開催されました。

まずはじめに、同時開催されていた全国ギャンブル依存症家族の会と合同で当事者家族の体験談、当事者の体験談を聴講しました。

ご家族の体験談では大事な息子さんがギャンブル依存症となり、家族会に繋がる前と繋がった後の家族としての対応の変化を話されていました。依存症克服を願うからこそ、本人を「手放す」ことにした体験に家族の愛を感じました。

当事者の体験談ではギャンブルに苦しんだ経験から回復に繋がるまで、そこからの生き方や性格の変化を力強く話されており、同じ当事者として希望を持つことが出来ました。

次に当事者は別室に移動し、当事者会を開催しました。まず参加者全員の自己紹介をしました。

この日は初参加の方が6名、継続参加者が20名(内、当事者支援部7名)と大勢の当事者が参加されていました。

自己紹介の後、当事者支援部よりギャンブル依存症について、依存症を克服するための方法(自助グループ、12ステッププログラム)について説明をしました。

次に相談会形式で初参加の方を中心に、この日参加された経緯や今抱えている悩みを話していただきました。

金銭、家族との関わり、環境などの悩みを同じ境遇を経験した参加者の体験を踏まえ、様々なアドバイスをすることが出来ました。相談が進むにつれて和やかな雰囲気も出来上がり、改めて同じ当事者同士の共感や支え合いが重要だと感じました。

相談会の後は初参加の方をオンライングループへ招待し、会終了となりました。

この日は参加者の人数の多さに驚きました。つい先日「ギャンブル依存症」が大きく世間に知れ渡る出来事もあり、認知が広まっていることを実感しました。私自身、当事者支援部の一員としてこれから繋がる多くの当事者の依存症克服に向かうきっかけとなれるよう、積極的に活動を続けていきます!

公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部 大野