4月21日(日)、長崎市西脇病院において全国ギャンブル依存症家族の会長崎が開催されました。
自己紹介を行ったあと、メンバーの近況報告や自身の体験談などそれぞれ話し、アドバイスをしあいました。時々、笑いがおきたり、わかる~と頷いたり、エッ!と驚きがあったり。また、疑問に思っていたことなども詳しく聞く事ができました。
私は、息子のギャンブル問題が発覚した後、借金の肩代わり、金銭管理、行動のチェックなどよかれと思ってやっていました。その時は『私が息子を助ける、私が息子を立ち直らせてみせる』と思っていました。
しかしそれは当会に参加して間違った対応ですと言われ、なかなか受け入れる事が出来ませんでした。
参加してギャンブル依存症が脳の病気である事を知り、私自身も息子のことで頭がいっぱいな共依存状態で、病んでいることに気付きました。
メンバーから息子が作った借金は、息子のもの。誰の問題かを考えるようになり、息子への対応を少しずつですが変えていけるようになりました。相手を変えようとするのではなく、自分が変わることが大切なんだと学び、少しづつですが対応を変える事で息子も少しずつですが変わってきています。希望の光が差しました。
ギャンブル依存症についての知識や理解が広まることで、息子を含め、生きづらさを抱えた人が生きやすい社会になるように、依存症についての啓発活動、予防教育を行う必要があると強く感じています。
次回は5月19日(日)、西脇病院にてギャンブル等依存症問題啓発週間のセミナーが開催されます。
今、悩んでいる家族の方、勇気を出してまずは一歩を踏み出してみませんか。
私はその一歩が希望に繋がりました。
長崎県在住 山口