家族の行動が最初の一歩(佐賀)

5月5日(日)佐賀県小城市のゆめぷらっと小城にて2024年ギャンブル依存症問題啓発週間特別セミナーが開催されました。総勢80名の参加がありました。

宮原県議の挨拶からはじまり、次に肥前精神医療センターの宇佐美医師の『脳の病気として考える依存症』~人はどうしてやめられないのか~と題しての講演がありました。
体験談では、当事者の石見さん、全国ギャンブル依存症家族の会佐賀の吉田さん、最後に同じく当会佐賀メンバーの西野さんから今年のトピックとして自分の体験の発表がありました。

講演、体験談を聞きギャンブル依存症は困難な病気だと改めて感じました。
私は、甥の問題で当会に参加して今年の8月で2年になります。それまでは何もわからず、肩代わりや金銭管理など、してはいけない事をいっぱいやってきました。私のやった事で甥に何度も嘘をつかせたのだと思います。今は参加したことで、甥への正しい対応を学び、私も元気になっています。

セミナー修了後、初めて参加された方を中心に、いまの状況や困りごとなど話し合いました。
さまざまなお話の中で、早いタイミングで適切な相談機関、医療や支援につながることがとても重要だと思いました。私は、最初に受診した病院で「仕事がストレスなんだから辞めさせなさい」と言われたことがありました。せめてこの時、当会の事を教えてもらえたら、もっと早く正しい対応が出来ていたのにと思います。ファーストコンタクトの大切さを痛感しています。

最後に当会メンバーから「家族でこねくり回して、どうにもならなくてここに参加されました。上っ面だけわかって、はい!分かりました!ではダメです。参加し続けてください。手を離さないで下さい。」と声かけがありました。参加していれば、正しい方向へ、同じ経験をしたメンバーが導いてくれます。まだ一人で悩んでいるご家族の方がいたら、是非参加して下さい。家族の行動が最初の一歩です。

次回は6月2日(日)14時〜佐賀市市民活動プラザにて開催されます。

福岡県在住 浦