ギャンブル依存症は回復できる病気です〜家族も共に回復していきましょう〜(静岡)

5月12日(日)、静岡市葵生涯学習センター(アイセル21)にて、2024年ギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナーが開催されました。

今回のセミナーは依存症とは?をテーマにご講演頂きました。

静岡市こころの健康センター公認心理士のご講演では、「ギャンブル依存症~知ってほしい依存症のこと」をテーマに、依存症とは?脳のイラスト画像と例えを使って分かりやすく解説して頂き初めての方にも脳の病気であり、家族の対応の仕方が大事であることを認識できる内容でした。

ギャンブル依存症の回復施設である一般社団法人グレイス·ロードのスタッフによる当事者体験談と施設の紹介では、支えあい安心できる居場所と仲間の大切さ。先ずは家族が変わらないと当事者が回復し難いこと。施設に繋がっても回復すると思わないでください!と一言。
家族の間違った対応が依存症を悪化させる原因であり、家族の正しい対応の仕方が当事者の回復の鍵を握っていると改めて気付かせてもらいました。

当会メンバー望月さんの体験談は、当事者である息子に振り回され失敗してきた過去を細かく丁寧にお話しして頂きました。当会に参加し始めてからは、正しい知識を持って対応していくことの大切さと気合いが伝わりました。

いずれのお話からも「ギャンブル依存症は脳の病気であり、誰もが罹患するが回復できる病である」ことが伝わるセミナーになったと思います。

私自身、当事者である息子の問題にさんざん振り回されてきました。回復してきたと思っていましたが、生きづらさを抱え、躓く等悩みはつきません。
自分は自分の人生を生きる、彼は彼の人生を生きる、と頭では理解できますが一人で対応することは難しいです。なので、正しい対応をするため、同じ失敗を繰り返さないために当会に参加し続けたいと思っています。

セミナー後に思ったことは、苦しんでいる家族の支えとなりたいということです。

全国ギャンブル依存症家族の会静岡は毎月第2日曜日に開催、次回は、6月9日(日)です。回復の道を共に歩む皆様をお待ちしています。

静岡県在住 石津