4月28日(日)王寺町地域交流センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が開催されました。
今回は「仲間と共に〜信じて行動できた事〜」と題して、全国ギャンブル依存症家族の会大阪メンバーの体験談を聞きました。ギャンブルの問題で起こる困難な状況を、地域の関係機関の協力や家族の会のメンバーの適切なアドバイスを実行することで乗り越えられたようです。同じような体験をしているメンバーの話は、自分の苦悩を理解してもらえるという安心感を与えてくれます。さらに困難を乗り越えた体験を知ることで、希望を抱くことができ、行動する勇気がわいてきます。
次に公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子氏著「家族のためのギャンブル問題 完全対応マニュアル」の読み合わせをしました。
その後、参加者が4つのグループに分かれて、初めて参加した方を中心に、現在抱えている問題や困難な状況についての相談を共有し、意見交換を行いました。メンバーからは、特に借金の肩代わりや金銭管理をやることの問題点などを具体的に伝えました。さらに当会や自助グループに参加し続けて、当事者への対応の仕方を学んでいきましょうと呼びかけました。
私は息子がギャンブルの問題を抱えた時、彼の意志が弱くてやめられないのだと思っていました。彼は借金の返済に苦しむと、いつも「今回だけ」と言っては、私にお金の無心をしてきました。そのたびに彼の借金を肩代わりしてきましたが、同じことを繰り返すことに次第に無力感や失望を感じ、精神的にも限界に達してしまいました。
そんな折、「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会」田中紀子代表の相談会に参加したことで、当会につながることができました。当会ではギャンブル依存症が病気であることや、家族が当事者にどのような対応をしたらよいのかを学びました。
当会はギャンブル依存症の正しい知識や対応を学ぶことができるとともに、参加することで前向きに進んでいこうと元気になれる場所です。
次回は5月26日(日)13時30分から王寺町地域交流センターにて、「ギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナー」を開催します。是非お越しください。
奈良県在住 高以来