正しい知識と対応を学び、回復に向けて一歩を(群馬)

5月11日(土)ぐんま男女共同参画センターにて、ギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナー&当事者会が開催されました。

はじめに、県議会議員の方の挨拶から始まり、ギャンブル依存症回復施設(一般社団法人東京グレイス・ロード)職員二人の講演、当事者支援部の体験談、家族の体験談、最後に今年のトピックを当会メンバーより発表がありました。

私自身、ギャンブル依存症回復施設の話は大変興味深く、回復に向けての施設での生活、プログラム、ミーティングなどの様子を聞く事が出来ました。当事者、家族の体験談では、ギャンブル依存症は、意思の弱さではなく脳の病気である事、家族だけではギャンブルを止めさせる事が出来なかった事、当会に参加し続ける事で、正しい対応を学ぶ事の大切さを改めて認識しました。

私の息子もコロナ禍で、ギャンブルにのめり込んでしまいました。ギャンブル依存症の対応では、やってはいけない尻拭いを私はしてきました。

息子は、妻と子供を残して失踪を繰返していましたが、底つきし回復施設へ繋がる事が出来ました。本日は、施設の貴重な話を聞く事ができて、息子が回復していく事を願うばかりです。私自身の回復に向けて、家族の会に参加し続けていきたいと思います。

今回、初めて参加された方は、不安そうな表情で、これまでの経緯、困り事を相談し、メンバーの方がアドバイスを行いました。本日の体験談を聞いて、「うちも全く同じでした」と共感や驚きを隠せない様子でした。

ここに参加されているメンバーの殆どが、尻拭いや金銭管理等、コントロールする事が止められなかった事をお伝えすると最後は安堵の表情になりました。

当会に参加し続けて、家族が正しい知識、対応方法を学び、回復に向けての一歩を踏み出して欲しいと思います。

次回は6月9日(日)群馬会館にて、ギャンブル依存症セミナー&家族相談会が開催されます。多くの方の参加をお待ちしております。

   群馬県在住 大沢