知識と対応を学ぶ大切さ(三重)

5月5日(日)、ギャンブル等依存症問題啓発週間に向けて特別セミナーが、四日市市総合会館で開催されました。

昨今のギャンブル依存症への関心の高まりも受けて、来場者は100名を超え、会場は満席となりました。
また今回は三重県議会議員4名、四日市市議会議員4名の参加もありました。

まず初めに、松阪市南勢病院の坂保寛医師による講演があり、当事者に見られがちな兆候や当事者への接し方などについてお話いただきました。
続いて公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の小牧さん、全国ギャンブル依存症家族の会 愛知の大谷さんからの体験談がありました。小牧さんからは当事者の抱えている苦しい気持ち、もう無理と感じたところから自分が元気になる方向に切り替わった事など、家族には知り得ない当事者の気持ちを聞く事が出来ました。また、大谷さんからは当会に参加する前の当事者に対する行動、当会に参加し始めてから変化した行動などのお話があり、とても参考になりました。

このセミナーで改めてギャンブル依存症の正しい知識と対応を学ぶ事の大切さを感じると同時に、小牧さんと大谷さんの前を向いて行く姿勢に触れ、私達もきっと元気になれるはずと希望が持て、とても貴重な時間を過ごすことが出来ました。
この希望を一人でも多くの方に広げていければと思いました。

三重県在住 渡部