5月26日(日) 全国ギャンブル依存症家族の会新潟が長岡さいわいプラザにて開催されました。
簡単な自己紹介の後、ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせをしました。
その後、当会に参加し続けたメンバーから「家族会につながっていることで、回復への介入のタイミングや方法などについて具体的なアドバイスを受けて対応できてよかった」、家族会の支援を受けて回復施設(入寮)につながることができたという家族からは「入寮していてもさまざまな不安がよぎるが本人の回復を信じて見守ることが必要だった」などの話を聞くことができました。私は当会に参加して7か月になりますが、お話を聞きながら、あらためて家族会の果たす役割や重要性について実感することができました。
私たち家族は、息子からギャンブルで借金をしたことの相談を受けました。すぐにしたことは借金の肩代わりでした。息子はとても切なそうにすまなそうに二度としないことを誓っていました。しかし、一か月後そして二か月後その後もギャンブルがやめられず、ギャンブルで借金を取り戻そうとギャンブルに依存する状況に陥っていました。息子の心配、借金の肩代わりなど、不安で押しつぶされそうで、毎日、息子にSNSでメッセージを送り続けていました。
私がようやく家族の会につながることができたのは発覚してから7か月後のことです。初めて参加したときの「書籍読み合わせ」や「メンバーの体験談」から、私がやってきた「借金の肩代わり」「監視」
「コントロール」がギャンブル依存症の病気をさらに悪化させていたのだとわかりました。特に私の場合は「本人との共依存」が問題であり、「適切な境界をとること」として「毎日のSNSメッセージをやめること」を提案されました。不安との闘い、これまでやってきたことを変えることは大変難しいことでしたが、メンバーの励ましや温かい言葉で一歩を踏み出すことができました。現在、私は、息子と一定の境界線を引く取組を続けながら、自分自身の生き方にも目を向けて、毎日を穏やかに過ごせるようになりました。
次回は6月23日(日) 14時~16時 長岡中央公民館さいわいプラザでの開催です。ギャンブル問題で困っているご家族の皆さん「家族には家族の解決策」があります。当会でギャンブル依存症について正しい知識を身につけ、正しい対応を一緒に学んでいきましょう。
新潟県在住 西山