正しく学び、家族も当事者も元気になれる道筋を立てる(大阪堺)

6月9日(日)堺市立健康福祉プラザにて、全国ギャンブル依存症家族の会 大阪(堺)が開催されました。今回は初めて参加された方がたくさんいました。

当会メンバーの坂上さんが、自身の経験を話してくれました。「今後はお金を貸さないと心に決めていても、いざ当事者から貸して欲しいと連絡があった時には心が揺れてしまった」という話が心に残りました。「でも当会のメンバーの助言のおかげで正しい判断ができた」と凛々しい顔で話していたのが印象的でした。

次に「ギャンブル依存症家族の心得!やってはいけない当事者家族のあるあるリスト」の読み合わせをしたあと、メンバーの簡単な自己紹介をして、初めて参加した方を中心に「現状」と「心配な事」について、2つのグループに分けて話し合いました。

最初は、不安で戸惑った表情でこれまでの経緯や困り事を話されていました。当会メンバーが自身の経験を交えながら一緒に解決策を考えました。皆さんの切実な話を聞いているうちに、わたし自身が当事者に翻弄されていた時の事を思い出し、いかに自分が無知であったかを改めて思い知りました。

まずは家族の方が元気になり正しい知識を得ることで、当事者本人への対応も変わっていくようになります。家族も当事者も元気になれる道筋が見えてくるはずです。今日初めて参加された方達も、帰り際には少し柔らかい表情をされていました。また、今回から保育付きの開催になり、安心して参加できた事だと思います。

当会は事前予約制で保育を行っています。ギャンブル依存症問題で困っている家族の方々には、勇気をもって当会の扉をたたいてほしいです。 次回は7月14日(日)14時から堺市立健康福祉プラザにて開催します。         

大阪府在住 山口