仲間を信じ参加し続けることが大事(広島)

 6月9日(日)広島市中区民文化センターにて全国ギャンブル依存症家族の会広島が開催されました。今回は、「私の回復のきっかけ」と題し当事者の方が体験談を話されました。参加している家族にも希望が見える体験談でした。また、当事者はどんな時でも、当事者と関わりを持ち続けることが大切なのだと分かりました。
 その後、「仲間を信じ繋がる大切さ」と題し全国ギャンブル依存症家族の会兵庫のメンバーの体験談をお聞きしました。息子さんのギャンブルが基で当会に参加して、正しい対応と知識を身に付けて、壮絶な体験をされているのに明るくて、今ではお世話をされている姿に私も勇気と希望を頂きました。
 次に、広島市議会議員の川口茂博議員より今後のギャンブル依存症対策への取り組みについてお話を聞くことができました。
 最後に、初めての参加者を交えて5グループに分かれて、ギャンブル依存症問題に困っている方々の相談をお聞きしました。今後は様々な問題が発生することがあるかもしれませんが、皆で問題の解決に向けて相談し合い乗り越えたいと思います。


 私の場合、当事者の次男は鬱で休職している間にネットカジノで銀行や消費者金融、家庭内窃盗で多額のお金を使い、自殺未遂を頻繁に起こしました。当会に相談したことがきっかけで息子は精神科病院に入院することができ、退院時には仲間の賢明な説得と助けを頂き、回復施設に繋げることが出来ました。現在も息子は入寮中です。
 この様な経験を新しく参加される相談者に話してお役に立てたら良いのではないかと思う様になり、当事者への正しい対応や親の立場から、共依存という問題への考え方や判断を学ぶためにも参加し続けて学んでいきたいと思います。
 次回は、7月14日(日)広島市東区民文化センター中会議室で開催します。ご参加をお待ちしています。

広島県在住 伏谷