6月9日(日)、全国ギャンブル依存症家族の会埼玉が、RaiBoC Hall市民会館おおみやで開催されました。
初めて参加されるという方も多く、ギャンブル依存症の問題が身近であることを感じました。
当会、東京メンバーの安田さんが「回復を信じて行動を変える 家族会の仲間に勇気をもらって」というテーマで体験談を話してくれました。
誰にも相談できないつらい時期もあったという安田さんが、同じ問題で悩む家族との沢山の出会いに励まされ、行動を変えることで視野が広がり、明るく元気になれたことを知り、家族会や自助グループに繋がることの大切さや、希望を感じました。
私の場合、当事者は息子で、8ヶ月前に初めて当会に参加しました。当時の私は、優しく仕事熱心だった息子が借金を繰り返す度に、「借金さえなくなれば、この子は新しいスタートが切れる」と、肩代わりを続けていました。それでも変わらない息子は、家庭内窃盗、暴言や脅迫的な言動をするようになっていきました。不信感を抱きながらも、家族なんだから、同居で管理するしかないと思い、不安な日々を過ごしていました。当会で、借金の肩代わりはしないこと、同居でなく自立を促すべきであることなど、正しい対応を教えてもらいました。これまでと違う行動をすることに不安も大きかったのですが、当会のメンバーたちに助けられ、行動に移すことができました。息子を家から出すことで、借金問題に一喜一憂することがなくなりました。今でも息子のことで悩むことや、対応に困ってしまうことはありますが、何かあればすぐにメンバーに相談することができます。話を聞いてくれ、対応方法のアドバイスをくれる人たちがまわりにいることで安心でき、とても心強いです。
ご家族のギャンブルの問題で悩んでいる方は、一人で抱え込まずに、当会に足を運んで、同じ立場の方に話をしてみませんか。安心して話せる場所です。
次回の開催は7月14(日)13時30分から、さいたま市桜木公民館(シーノ大宮センタープラザ6F)で行われます。
保育もありますので、お子様連れでも参加できます。
当事者会も同時開催です。
埼玉県在住 堀井