1人で悩まず、家族で悩まず、まず相談(奈良)

6月23日(日)王寺町地域交流センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が開催されました。 

家族の会大阪の佐野さんが「家族の回復〜仲間に支えられて〜」という題で、親の立場からの体験談を話してくださいました。息子のギャンブルによる借金が発覚し、何度肩代わりしても借金が増えていったこと、優しかった自慢の息子の変化に苦悩する気持ちが、当初の私の状況と重なりました。

当会に参加し始めた頃、私は息子を何とかしなければという不安と、一人でギャンブルの問題を解決できるのかという焦りを感じていました。しかし、参加を続けるうちに、同じような経験を持つメンバーと出会い、「私は決して一人ではない」、問題が起こってもメンバーの数だけ解決策があるから「大丈夫」だと感じることで、気持ちが楽になり、次第に落ち着きと元気を取り戻していきました。メンバーそれぞれが抱えている悩みや苦しみ、そして解決策を共有し合うことで、私も自分の気持ちを素直に打ち明けることができるようになりました。当会で得たつながりと支えが、私に力を与えてくれています。

最近、若者のオンラインカジノに関する相談が増えています。当会のメンバーが保健所に配布したギャンブル依存症問題の啓発冊子を通じて、当会につながることができたという話を聞きました。支援を必要としている方々が当会に安心して参加していただけるように、私も奈良県での広報活動を頑張ろうと思いました。

次回は7月28日(日)会場が変わり、王寺町やわらぎ会館で開催します。当事者会も別室で同時開催、保育も利用できます。是非ご参加ください。

奈良県在住 坂口