共に回復を(高知)

7月21日(日)全国ギャンブル依存症家族の会高知が、土佐市つなーでにて開催されました。

簡単な自己紹介をしたあと、全国ギャンブル依存症家族の会香川のメンバーの越智さんから「繋がり続けることの大切さ」と題して、体験談の発表がありました。

家族のギャンブルの問題で頭を抱え、当会に参加するのに8年という時間がかかったこと、今は参加することで心の平安を得ているとのお話でした。話を聞いて、まだ世の中にはどれだけの人が家族や恋人、友人などのギャンブルの問題を1人で抱え、悩んでいるのだろうと思いました。
どうか1人で抱えず、勇気を出して相談に来てくれたらと思います。

体験談の次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著者『家族のためのギャンブル問題 完全対応マニュアル』の読み合わせをしました。その後、2グループに分かれて、初めて参加された方を中心に、今困っていることや現状などをお聞きしました。

私は1年9ヶ月前に当会に参加し、夫は現在、回復施設に入寮しています。参加した当初、「夫はギャンブル依存症であり、しかも重症、回復施設しかない」と言われ、とてもショックを受け動揺しました。
自分の人生はどうなるんだろうと不安でたまりませんでした。

それでも他に頼る所が無かった私は、毎月当会に通い、同じ悩みを抱えたメンバーと問題を共有することで、少しずつ元気になり、今では「あの時はキツかったなぁ〜」と笑いながら話せるようになりました。具体的な行動提案を受けた時、不安はあったものの、私は1人ではないと皆を信じて実行することで自分に自信がつきました。

家族のギャンブル問題でお困りの方は、どうか一人で悩まずに一歩を踏み出して下さい。
お待ちしています。

高知県在住 野村