2024年7月15日に山口県のKDDI維新ホールにて「ギャンブル依存症セミナー」が行われました。
このセミナーは厚生労働省の依存症民間団体支援事業として、山口県に全国ギャンブル依存症家族の会を立ち上げることを目的としています。（既に全国34都道府県にあり）
まず初めに、ギャンブル依存症の家族・当事者の体験談がありました。どのようなきっかけで当会に参加したのか、当会を通してどのように変わっていったか、家族には共感し、当事者には学びがありました。
次に、高嶺病院院長の佐々木順先生にご講演いただきました。ギャンブル依存症という病気について事例や図で分かりやすく説明していただき、また当会や自助グループの大切さも仰ってくださり嬉く思いました。
次に(公社)ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表にご講演いただきました。ギャンブル依存症の厳しい現状や、考える会のこれからについてもお話しいただきましたが、とても希望の持てる内容でした。
次に現在公開中の映画「アディクトを待ちながら」に出演中の橋爪亮さんが特別ゲストに来てくださり、田中紀子代表とトークセッションを行いました。橋爪亮さんが回復に向かった時の心境や、現在の思い、映画の裏話などのお話が聞けてとても貴重な時間となりました。
セミナー終了後は、初めて参加された方や、参加し始めて間もない方の相談に田中紀子代表がアドバイスをしてくださいました。干渉し過ぎる事をやめられない家族の方に的確な提案をされていました。
私は夫がギャンブル依存症で当会に繋がりました。ギャンブル依存症が病気であることを、言葉では分かってもなかなか受け入れることが出来ませんでした。全国のセミナーに足を運び、多くの体験談や講演を聞き、沢山の方と話すことで徐々に病気の理解が進み、正しい知識と対応を学びました。
来月は8月10日(土)に宇部市の多世代ふれあいセンターで開催されます。一人でも多くの困ってる方に知ってもらえると良いなと思っています。
愛知県在住 大谷
