7月27日(土)郡山市中央公民館にて、「全国ギャンブル依存症家族の会福島」が開催されました。
はじめに、ギャンブル依存症家族の会茨城の飯塚さんによる、「仲間を信じて行動を変える」と題した体験談を聞きました。
親はギャンブルによる借金を繰り返す息子を助けたい一心で息子の行動を把握し、借金の肩代わりをすることで、結果、借金額も増えていき状態の悪化を招く、という体験談を聞き、まさに、自分が今まで行動してきたことであり共感することが出来ました。
次に、「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会」代表田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の「自助グループ 家族会に繋がろう」の読み合わせを行い、その後、自己紹介を交えながら情報共有をしました。
初めて参加された方で、涙を流され自分の今の辛さを話されていた方もいました。
私は昨年11月に当会に初めて参加しました。
借金を繰り返す息子に対し、息子の所在を確認しに遊戯場に行き、店内にいる息子を外に出し説教し、その後の行動を把握し、借金の肩代わりもしてきました。「必ず息子を直してやる。絶対に何とか元の息子に戻せる。そして、息子を信じている」と思っていました。
しかし、状態は悪化する一方で、私の心と貯金に限界がきた時、当会に参加し、田中紀子氏の完全対応マニュアルの読み合わせで号泣し、「やっと私の居場所が見つかった。この場所を信じて元気になれる」と、自信と勇気が湧いてきました。
現在、息子は自立し、一人暮らしをしています。息子への心配はありますが、私は笑顔を取り戻すことができて、これからの人生、自分自身に目を向けることが出来ました。
同じ境遇をもつメンバーは、今の自分には本当に大切です。これからも当会に参加を続けて私自身元気になり、同じような悩みで困っている家族、メンバーを助けられるように学んでいきたいと思います。
次回の開催は、8月24日(土)郡山市中央公民館13時〜15時です。
家族のギャンブルの問題で悩んでる方は一人で悩まず、同じ立場の家族と一緒に考えて行きましょう。是非ご参加ください。
福島県在住 熊田