8月3日（土）、山形県山形市の山形市保健所にて、ギャンブル依存症セミナー＆家族相談会in山形が開催され、県内外から140名近くの方が参加されました。
最初に、ギャンブル依存症当事者、家族の体験談を聞きました。当事者の体験談では、家族が家族会に参加し、当事者への対応を変えたことが回復のきっかけになったと話がありました。家族の体験談では、家族会の伴走支援もあり、当事者が回復の一歩を踏み出すことができたこと、そして家族は家族の会のメンバーの中で元気を取り戻すことが出来たという話がありました。私自身も当会に参加したおかげで、今まで誰にも言えず家族だけで抱え込んでいた問題を話すことが出来たり、体験を聞いたり、相談出来ることに感謝しています。
次に、医療法人山容会 山容病院の小林和人院長、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表による講演をお聞きしました。田中紀子代表からは、ギャンブル依存症の厳しい現状や最近の傾向、今後の取り組みについてのお話や、家族が対応を変え、本人自らが当事者に助けを求めてくることが大切であるというお話がありました。
その後、田中紀子代表による家族相談会が開かれ、相談者一人一人の不安なことや困っていることについて具体的な対応方法をお答えいただきました。
これまで、山形県には家族の会はありませんでしたが、今回山形の家族の会が立ち上がったことにより、今まで誰にも話すことが出来ず苦しんでいた方が家族の会に参加し、様々な経験をしてきたメンバーの中で元気を取り戻していってほしいと思います。
新潟県在住 中野
