7月28日(日)、王寺町やわらぎ会館にて、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が開催されました。
はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部のメンバーが、ギャンブル依存症からどのように回復してきたかについて、自身の体験談を話してくれました。特に印象的だったのは、ギャンブル依存症の回復施設を卒業した後に再びギャンブルを繰り返したものの、このままでは以前の自分に戻ってしまうと気づいたことで自助グループに通い、回復に向かっていったという話でした。
ギャンブル依存症は脳の病気で完治はないが、ギャンブルをやめ続け回復することは可能です。まず本人が依存症であることを認めることが重要です。回復施設への入寮が大きなきっかけになりますが、回復にはそれぞれのタイミングがあるのだと改めて気付かされました。
次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏著「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせをしました。
その後、各グループに分かれ、主に初めて参加した方に現在の状況や困っていることをお聞きし、同様の経験をしてきたメンバーがアドバイスを行いました。私も初めて参加した方に対して自分の経験を伝えつつ、私自身も当会に参加して正しい知識と対処方法を継続的に学び、実践していくことの大切さを痛感しました。
ご家族のギャンブル問題で困っている方は、一人で悩まずぜひご参加ください。次回は8月25日(日) 13時30分~15時30分、王寺町地域交流センターにて開催します。
奈良県在住 峰本