支援先に繫がる大切さ(茨城)

8月10日(土)水戸市生涯学習センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 茨城が開催されました。今回は、ギャンブル依存症の息子さんをもつ全国ギャンブル依存症家族の会 東京の猪瀬さんの体験談を聞きました。

息子のギャンブルの問題になかなか気が付かなかった、というお話の通り、周りの人が気付くまでに時間がかかってしまい、いつの間にか依存症になっているケースが往々にしてあります。私の元夫もオンラインギャンブルをやっており、借金発覚までギャンブルをやっていたことなんて全く気付きませんでした。
 また、家族会や自助グループに参加し、息子の問題から手を放した直後に本人が回復施設に繋がることができたというお話を聞き、当会と公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会、回復施設との連携があり、スピード感のある対応ができたのだと感じました。家族や身内だけでは決して解決できない病気であることを再認識することができました。ギャンブルの問題で困っている方は1人でも多く当会へ参加してほしいと切に感じました。

 体験談を聞いた後は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 代表田中紀子著書の「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の闇金問題についての項目の読み合わせをし、新しく参加された方中心に今の悩みや困りごとをお聞きして、具体的な家族の対応策や経験を基にしたアドバイスが行われました。そこには熱心にメモを取る姿や、今まで身内だけで抱えていた問題を話せたことへの安心感から涙を流す姿がありました。

 会には、同じ境遇で苦しんでいたメンバーがいます。その経験を共有し、会に参加することで少しでも気持ちが楽になり、時折笑顔もあり、とても嬉しい変化がみられます。
 次回は9月1日日曜日に水戸市五軒市民センターで家族会、当事者会の同時開催となり、当事者の体験談があります。ギャンブルの問題で悩まれている方は、ここには同じ経験をしたメンバーがいます、是非お気軽にご参加下さい。

                                                    茨城県在住 荒木